- 2018-10-04 (木) 15:27
- 松山の日記
先日とあるお店でこんな万引き防止ポスターが貼ってありました。
(実物ではなくイメージです)
フクロウは首が一周360°まわるイメージからこのポスターを作ったと思いますが、
じつは左右それぞれ270°までしかまわらないそうで、
正面を12時とすると時計回りで9時、反時計回りで3時の方向を見るのが限界のようです。
これはこれですごいですが・・・
これを可能にしているのは頸椎(首の骨)で、人間は7個に対しフクロウはなんと倍の14個!!
なので、それだけ関節の可動域が広くなります。
ですが、肝心の視野は狭く人間200°に対しフクロウは110°で視線も動かせません。
その分首がまわるということでしょうか。
そしてこの振り向きを可能にしているもう一つの特徴が、
首をまわしたときに血流をキープできるよう
血管が袋のように変化し血流をためる仕組みで、
これによって血管が詰まることがありません。
ですが、これでは普通に万引きを監視しているだけですので
首を動かすことなくすべての範囲を見ているという
このポスターに相応しい 生物は何か考えてみました。
まず、視野が広いと言えば草食動物ですから、馬ではどうでしょう。
しかし、馬の視野は350°ですから10°足りません。
真後ろがどうしても死角となってしまいます。
何かいないかと探していたところ、昆虫は360°見えているそうです。
子供のころ、トンボを捕まえようと真後ろから接近したのに
いつも逃げられていたことを思い出します。
ということでもっとも相応しい生物を使ったポスターはこのようになるかと思います。
(リアリティのあるトンボの写真を使ってポスターを作ろうと思ったのですが、
リアルすぎて気持ち悪かったのでイラストにしました。)
ただ、残念なことが一つあり、 トンボは視野は広いのですが、
視力が悪くなんと0.1しかありません。 ですからその現場を目撃しても、
「あそこ、な~んか怪しいなぁ」 程度の判別しかできません(笑) という事で、
そういった弱点を克服したポスターの完成版がこちらです。
あいかわらず雑ですみません。
あれこれ考えた結果、やっぱりフクロウが一番しっくりきますね。
森の賢者と言われていますし、あの大きな目で見られると 躊躇し、
思い直してくれる人もいるのではないでしょうか。
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