- 2016-04-18 (月) 16:13
- 松山の日記
今回は予定を変更しまして地震について書きます。
4月14日熊本県で最大震度7の大きな地震があり、今も揺れは続いてます。
気象庁が1949年(昭和24年)に震度7の地震階級を設定して以降、
日本国内における震度7の観測は、東日本大震災に続いて4回目で、
九州地方では初の観測だったそうです。
しかも驚くことに、今回の地震の本震は16日の地震のもので最初のものは「前震」
というのだそうです。この「前震」という言葉は初めて聞いたので調べてみると、
前震とは一連の地震活動において本震の前に起こる地震のことである。
多くの場合は、本震の後に起こる余震よりも規模が小さく数も少ないが、
大きさ自体はさまざまで、時に本震と見まがう場合もあり、
例えば、東日本大震災を引き起こした前震はM7.3(最大震度5弱)であった。
今回、当初本震として発表されたものが、のちに前震であったと修正されたように、
現在の科学技術では活動の最中に前震か本震かは判断できず、
後になってから解析され判明する、とのことです。
かつてはこの前震を捉えることによって、規模の大きな本震の予知に
つながるのではないかという指摘は大正時代からあったそうですが、
上にも書いた通り前震から本震発生の予知に成功した例はないそうです。
今も九州地方では揺れが続き、さらに活動範囲を広げて活発化していて気象庁は、
「現時点で16日未明の地震が本震と考えているが、今後はわからない」として、
さらに大きな地震が起こる可能性も含め、「地震活動の今後の展開は現時点で予測できない」と説明しました。
そして日本国内にとどまらず、17日朝にはエクアドルで地震がありましたし、
この熊本の地震の前にも10日にはアフガニスタンで、13日にはミャンマーで
それぞれ大きな地震がありました。
この頻発する地震が何を意味しているのかはわかりませんが、
予知予測ができない以上我々にできることは
これからくるかもしれない地震に備えることだけだと思います。
最後に今回の地震で亡くなった方のご冥福をお祈りするとともに
一日も早く落ち着き、復興することを願うばかりです。