- 2022-04-05 (火) 9:44
- 松山の日記
今回はごみ袋についてのお話。
札幌市では燃やせるごみ、燃やせないごみはお馴染みの
この黄色いごみ袋に入れて、ごみステーションに出さないと回収してくれません。
指定ごみ袋は5リットルから40リットルまでの4種類で、
価格はごみの体積で決まっていて、札幌市は1リットルあたり2円。
つまり、最も大きな40リットルの袋の場合、2円×40リットルで1枚80円になります。
なかなかの金額ですよね。
ですが、北海道内で最も高いのは帯広市の1リットル3円。
道内の多くの町は1リットル2円ですが、北海道外は1リットル1円かそれ以下、
手数料をとらないタダの市も多くあるそうです。
では、なぜ北海道だけ高いのか?
それは北海道の自治体が財政的に苦しいということが背景にあったとのこと。
そしてなぜ、北海道内では1リットル2円の自治体が多いのか?
それは1998年に家庭ごみを有料化した室蘭市の1リットル2円という、
当時は日本一高い手数料で、ごみの量が減ったというのを手本にしたそうです。
札幌市で燃やせるごみなどの有料化が始まったのは2009年。
焼却や埋め立て処理される家庭ごみの量は3分の1減り、
2年後に清掃工場を1か所廃止したほどでした。
札幌市は、家庭ごみ収集の有料化の目的を
「一番の目的は、ごみ減量とリサイクルを促進すること」
と言っていますが見事、ごみの減量には成功しました。
その手本とした室蘭市が令和4年4月からごみ処理手数料を
1リットルあたり3円に改定しました。
札幌もいつ改定されるかわかりませんから日ごろから
ごみ削減は心がけたいですね。
ちなみにこの指定ごみ袋で集まるおよそ32億円のお金は、
札幌市の年間のごみ処理費用およそ209億円の
15パーセントほどを賄っています。
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