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チョコ&バニラ

以前、二度に渡ってチョコレートの危機(2015.6.1と2018.2.19)を
お伝えしましたが、今度は2020年の秋以降に値上がりするかも
しれないとの情報が入ってきました。

カカオ豆の産地国が豆農家の貧困対策として大幅な割増金を
課す新制度を検討しているからだそうです。
日本の業界では「消費者にコスト負担してもらえるだろうか」などと
動揺が広がっていますし、欧州のチョコレート・メーカーの一部は
割増金支払いに消極的とされ、「われわれの大半は、計画が修正されるか
撤回されると考えている」との業界関係者の声もあります。

反応は様々ですが、この制度が行われるのであれば、
途中で搾取されないようきちんと豆農家に渡るように
しっかりとしたものにしてほしいですね。

 

さらに最近ではバニラの価格も上がっているそうで
今では銀の価格よりも高くなっているようです。
(大昔の「胡椒一粒は黄金の一粒」みたいですね^_^)
原因は世界的なオーガニックブームや
中国をはじめとする新興国での需要増加と
主な生産国マダガスカルでのハリケーン被害などの
生産減少です。

ですから日本で市販されているバニラアイスには
「合成香料」や「香料」が使われ、
商品単価がもともと高い洋菓子店など以外では、
ほとんど使用できなくなっています。

そして価格高騰はバニラ生産国に好景気をもたらし、
好景気の恩恵を受ける農家や流通業者が
家電製品やオートバイを新たに購入したり、住宅を新築したり
という良い面がある一方で、
強盗や泥棒、公的機関の腐敗、さらには環境破壊という
バニラブームの闇も作っているそうです。

 

 

チョコもバニラも、今すぐ食べられなくなるわけではないですが、
身近にあった美味しい食べ物が希少価値を持って高級化していくのは
少し寂しいですね。
我々としては冷静に対応していくのが一番だと思います。

それでは、私が最近食べたものを最後にご覧ください。





 

Aさん台湾土産ありがとうございました。
美味しくいただきました。

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