- 2011-10-17 (月) 16:12
- 松山の日記
少し前の話ですが、友人から一冊の本をもらいました。
題名は『新釈 走れメロス 他四篇(森見登美彦著)』といい、
過去の名作を現代に置き換えて書かれた
下の五篇の物語が一冊にまとまった本です。
1.山月記・・・中島敦
2.藪の中・・・芥川龍之介
3.走れメロス・・・太宰治
4・桜の森の満開の下・・・坂口安吾
5.百物語・・・森鷗外
この中で走れメロスは国語の教科書で読み知っていたので、
最初は原作に沿って書かれながら途中でガラッと内容が変わり、
最後は似ても似つかない物語になっていくのが面白かったです。
他の四篇は原作を読んでいなかったのですがそれでも楽しめましたので、
これを機に原作も読んでみたいと思いました。
この本は、あとがきに著者が思う名作の名作たる所以と
この小説を書いた理由が書かれていて、なるほどと思いましたので
最近読んだ本の中では印象に残ってました。
みなさんも秋の夜長に読書などいかがでしょう?
そして、面白い本があったらぜひ教えてください。
余談ですが、田中先生は小学生の学芸会で走れメロスに出てくる
王様の役をやったそうです、不思議と似合ってますね(笑)